夏休みは受験生にとって勉強に高校見学に三者面談と忙しい時期ですね。併願優遇をどこにするのかが一番の悩みどころではないでしょうか。
我が家は都内在中です。現在都立高校1年生の次男がいます。都立の推薦入試で合格しました。受験校をどこにするか悩みましたので、我が家が経験したことがどなたかの参考になれば幸いです。
併願優遇
子供の成績から併願優遇をとれそうなところを3~4校ピックアップして説明会へ行きました。コロナ禍でWEB説明会しか予約が取れないところもありましたが、やはり実際に高校へ見学しに行った方が学校の雰囲気、生徒や先生の様子が見られるのでオススメです。
我が家は長男がいるので高校受験は2回目。はじめての方は併願優遇のシステムなど理解するのが難しいですよね。私立高校はその学校により教育目標が違いますので、しっかり先生から説明を聞き、わからないことは個別相談で細かいことまで確認したほうがいいと思います。
特に私立高校は特進コースや理系選抜コースなど3~4つのコースがある高校も多いので、2年次にコース変更ができるのか、理系志望から文系志望へ変わった場合はどうしたらいいのか、など細かいことは個別で確認した方がいいと思います。私立高校は2年進学時に文系、理系、国公立大学、私立大学受験と進路を早めに設定してしまう学校が多いのでので、コース選択はとても重要だと思います。
また、1学期の成績で確約をくれる学校もあるので1学期の成績と、念のためV模擬やW模擬の成績表を持っていった方がいいと思います。説明会だけ参加して帰ってしまう方が多かったですが、せっかくその高校へ行ったからには特に聞きたいことがなくても個別相談はした方が、私はよいと思います。私が個別相談で確認したことは、
- 途中でコース変更ができるのかどうか
- 大学は国公立を目指す場合はどのコースがいいのか
- 大学受験にむけてどの外部模試を受けるのか
- 外部模試は高校内で全員受けるのか
- 一番上のコースと他のコースでは教科書は違うのかなど、結構つっこんで聞きました。
都立高校受験
結局、併願優遇は次男が気に入った通いやすい(一番近いところ)高校に決めました。説明会で校長先生が話してくれた「これからの時代の教育について」の話に感銘を受けたことと、個別相談で対応してくれた若い男の先生がとても感じがよかったこと、部活中の在校生もみな挨拶をしてくれてとても印象がよかったことなどが理由です。
次に、都立高校をどこにするかです。
都立高校の一般試験は、1月末の出願後、倍率発表後に受験する高校を変更できるので、自校作成のトップ校の受験を考えている方以外は、11~12月まで受験する学校を悩んでもいいかもしれません。公立中学に通っている場合は、中学校で都立高校の願書がもらえます。
どの都立高校を受験するのかを考える際に、とても参考になったものが
「都立学校 学校経営シート」です。
各都立高校が毎年作成しているもので、学校が目指すもの、今年度の重点目標などがまとめられており、企業のように毎年作成し、結果どうだったのかも報告されているものです。各学校のHPに掲載されているので探してみてください。上位校になればなるほど、国公立大学の進学率を上げようとしているのがわかります。
卒業後、ほとんどが大学進学をするような都立高校の場合、明確な文理選択は3年生まで行わず、共通テストに対応できるように授業が組まれていますので、もしもすでに行きたい私立大学がある場合などは、よくよく考えて受験校を選ぶようにした方がいいと思います。残念ながら令和3年度から東京都教育委員会の通知により「学校経営シートの廃止」が決まったようです。今年度から廃止になっていますが、令和2年度までは公開されていますので、受験校を悩んでいる場合はぜひ参考にしてください。
いま思うこと
親としては、できるだけ偏差値の高い高校へ行ってほしい、というのが本音かもしれません。私も実際そうでした。長男が中3の受験生の時は、あそこの高校がいい、ここはダメなど、言ってはいけないことをたくさん言ってしまいました。偏差値だけで判断していたと本当に反省しています。いまは実際に通うのは子どもですし、子どもが行きたい、と思う学校へ進学できるのが一番かな、と思います。
長男の高校受験時、第一志望の高校が不合格で第二志望の高校へ進学した子も、もちろんいましたが、いまはみな大学生や社会人です。第一志望の高校へ進学できなかった子の中には大学受験でリベンジした子もいっぱいいます。また、第一志望の高校へ進学しても、思ったような高校じゃなかったと高校生活を楽しめない子もいました。
進学した高校で高校生活を楽しんだ子ほど、大学受験での成績はよかったと思います。高校は通過点です。どの学校を選んでも自分次第で人生は変わるんだなと思います。みなさんにとって、いい選択ができますように。
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