こんにちは!
50代からの老後準備。
いまから考えておいても
知っておいてもいいと思う
年金のはなし。
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年金の損益分岐年齢について
朝日新聞2024年9月19日の記事より要約します。
※20024年現在の話ですので予めご了承ください。
公的年金の標準的な支給開始年齢は65才ですが
実際に受け取り始める年齢は、
66才から75才まで遅らせることができます。
受給開始を遅らせて受取り額が増える「繰り下げ受給」を選択すれば
年金の月額が1ヶ月につき 0.7% 増え、
1年遅らせれば、8.4% も増えることに。
逆に
受け取り開始を早める「繰り上げ受給」を選ぶと
年金の月額は、月 0.4% 減ります(1962年4月2日以降生まれの人)。
仮に
最も早い60才から受け取り始めると
24% の減です。
一度選択すると、減額された受給額が一生続きます。
参照:厚生労働省公的年金シミュレーター
年金の受け取り年齢を遅らせれば
受け取る年金額は増えますが
受け取る年数は短くなります。
(寿命があるからね)
何才を超えて生きていれば
繰り下げしなかった時より得なのか。
繰り下げした場合の受給額が、しなかった場合の受取額を超えるのは何才か?
それが
損益分岐年齢です。
年金の受け取りを繰り下げて
損益分岐年齢より前に亡くなってしまった場合、
65才で受け取り始めるよりも
総受給額は少なくなります。
じゃあ
その損益分岐となる年齢はいつなのか?
名目額(税金と社会保険料が引かれる前の額)だけ見ると
70才まで受給を遅らせた場合、81才11ヶ月で
75才まで受給を遅らせた場合、86才11ヶ月。
65才から年金をもらい始めた場合より
総受給額が多くなる計算。
これは
年金の多い少ないに関係なく同じだそうです。
(81才11ヶ月って、ほぼ82才よね?)
ただし
税金と社会保険料を差し引かれた後の手取り額だと
年金の額や居住地によって損益分岐年齢は変わります。
新聞の記事によれば
年200万円の年金を受け取っている「厚生年金モデル」の場合、
損益分岐年齢は
70才繰り下げの人で 85才8ヶ月!!
75才まで繰り下げると 89才7ヶ月!!!
年200万円となると
税金と保険料が引かれて手取りが減り
65才と70才を名目額で比べた時よりも
3年8ヶ月も後ろ倒しになります。
一方、
名目額で年80万円の「基礎年金モデル」だと
70才の繰り下げで 81才1ヶ月となり、
名目額で比べた時よりも10ヶ月も前倒しになります。
年金額が少ない人ほど
繰り下げ受給の恩恵は大きいことになります。
50代のいまから考えておこう~、と思ったけど
80代の自分が想像できない。。
サラリーマンの夫に
パパ、こんなに長生きできるかな???と話したら
『まぁ、85までいけるっしょ!』と言われてしまった。
・・・その自信はどこから??
と思ったのでした。
本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
ではまた。
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